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肺がんは、日本人のがん死亡原因の一位で、早期発見と早期治療が大事です。 |
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肺がんの早期には症状が無いことが多く、また血液検査(腫瘍マーカー)やレントゲン写真でも異常が見つかりにくいです。早期発見には、“たん”の細胞検査・胸部コンピューター断層撮影(CT)や“ペット”(FDG-PET)検査、などが役に立ちます。 |
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早期の肺がんは、手術を中心とした治療によって治癒をめざします。手術も内視鏡(胸腔鏡)の使用により患者さんの負担も軽くなっていますし、手術に耐えられない患者さんを中心に放射線治療によっても良い成績が報告されています。 |
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進行がんは、抗がん剤治療によってより長くより快適な生活が得られることを目指しますが、放射線治療との組み合わせによって治癒することもあります。 |
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遺伝子検査などの発達によって、ひとりひとりの患者さんに最適な治療(オーダーメード治療)がすこしづつ選べるようになってきています。 |
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がんの治療には、よいこと(効果)もわるいこと(副作用、時には治療による死亡)もあります。担当の先生のお話がわかりにくい場合には、他の医師の意見(セカンドオピニオン)もきいて、患者さんと家族が十分に納得したうえで治療を受けることが大事です。 |