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アスベスト暴露と胸腹中皮種について

胸膜中皮腫はアスベストに暴露してから数十年経って胸膜に発生する悪性腫瘍(“がん”)です。
わが国では最近までアスベストが使われてきたので、今後数十年間は患者さんの数が増えると予測されています。
患者さんの数が肺がん等に比べると少なく、また診断や治療が難しいので、専門医にかかることが重要です。
初期には症状(息切れや胸痛)が無いことも多いので、アスベスト暴露歴のある場合には定期的に健診を受けましょう。胸部レントゲンで、“胸に水が貯まっている”、と言われた時は胸膜中皮腫を疑うことが重要です。
がんの治療には、よいこと(効果)もわるいこと(副作用、時には治療による死亡)もあります。担当の先生のお話がわかりにくい場合には、他の医師の意見(セカンドオピニオン)もきいて、患者さんと家族が十分に納得したうえで治療を受けることが大事です。
産業医科大学には胸膜中皮腫のエキスパートが揃っていますので、何でも相談にお越しください。 連絡先は以下の通りです
セカンドオピニオン: 093-691-7544、がん相談窓口: 093-603-1611 内線: 7810
より詳しい資料は以下のPDFにてご覧ください
内容目次
はじめに
1-1) 胸膜中皮腫について
2) 胸膜中皮腫の診断
1:胸部CT 2:PET検査 3:胸空穿刺 4:胸腔鏡検査
2. 胸膜中皮腫の治療
2-1) 抗がん剤治療
1:初回化学療法 2:二次元化学療法 3:分子標的薬剤
2) 手術と集学的治療
1:手術方法と手術適応 2:手術(EPP)を含む集学的治療 3:今後の展望
PDFダウンロードはこちら

文責:医学部 第2外科, 更新日:2011年03月10日
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